皆さんこんにちは。梅雨も明け毎日が35℃以上の予報が出ており危険な暑さが続いています。

週末には高校野球をテレビで観戦しましたが、炎天下の中プレイするのはとても大変だろうと思います。現在は試合中に休憩時間を設け水分補給を促し熱中症対策をしているという話を聞きました。それでも完璧には防ぐことは難しいですが、少しでも熱中症のリスクを下げ素晴らしい試合にしてほしいですね。

熱中症対策はテレビなどでも取り上げられていますが、いくつかポイントがあります。

1つ目は、暑さに負けない体づくりをすることです。現在猛暑日が多くなっていますが、気温が上がり始める初夏辺りから適度な運動を行い、適切な食事、十分な睡眠をとるようにしましょう。また、水分は喉が渇いていなくてもこまめにとるようにしましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲み物は水分の吸収がスムーズにでき汗で奪われた塩分の補給にもつながります。

塩分を程よくとることも大事です。過度にとる必要はありませんが、毎日の食事を通して程よく塩分をとりましょう。ただし、医師から水分や塩分の制限を受けている場合は、よく相談の上、指示に従いましょう。

睡眠環境を快適に保つことも大事です。通気性や吸水性の良い寝具を使ったりエアコンや扇風機を上手く利用し睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、良く寝ることで翌日の熱中症を予防しましょう。バランスの良い食事やしっかりとした睡眠をとり、丈夫な体を作り、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

2つ目は、日々の生活の中で暑さに対する工夫をすることです。暑さは工夫次第で和らげることが出来ます。適度な空調で室内の温度や湿度を快適に保ったり、衣服は通気性のよい生地を選んだり、下着には吸水性や速乾性に優れた素材を選ぶと良いでしょう。過度の節電やこのくらいの暑さなら大丈夫と我慢してはいけません。

他にも帽子や日傘で直射日光を避けたり、冷却グッズを使い首元などの太い血管が体の表面近くを通っている所を冷やすと効率よく体を冷やすことが出来ます。

万が一、熱中症かなと思うサインがあった時にはすぐに応急処置を行い医療機関へ受診しましょう。応急処置のポイントは3つです。

1つ目は、涼しい場所へ移動することです。クーラーが効いた室内や車内が良いですが無い場合には風通りの良い日陰に移動し安静にしましょう。

2つ目は、体を冷やして体温を下げることです。衣服を緩めて体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋や脇、足の付け根などを冷やしたり、皮膚に水をかけてうちわなどで扇ぐことでも体を冷やすことが出来るので有効です。

3つ目は、塩分や水分を補給しすることです。出来れば水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクなどを飲ませましょう。嘔吐の症状があったり意識がない場合は、水分が気道に入る危険性があるので、無理に飲ませることはやめましょう。

外出時には熱中症になった場合を考え、応急処置で使えるものを持ち歩いてもいいかもしれません。実際に私が屋外のイベントに参加していたときの話ですが、私の目の前で倒れた方がいました。暑い日だったのでおそらく熱中症ではないかと思います。すぐにスタッフを呼び、自宅から持ってきていた瞬間冷却パックを渡して首のあたりを冷やしてもらいました。その後は移動されたので安静にされたのではないかと思います。やはり自分で使わなくても誰かの役に立つという所で準備は大事だなと改めて思いました。

まだまだ暑い日が続きます。夏休み中のお出かけなどあると思いますが、熱中症になった場合の事を考えながら準備をして出かけることが一番かなと思います。

そして色々な対策をして、この暑い夏を乗り越えましょう!